父はその昔、
家族で可愛がっていたインコを
数え切れないくらい、外へ逃したことがあります。
「絶対に肩から離れないから大丈夫だぜえ」
などと言って、鳥が肩に乗った状態で庭に出て逃がしたり、
「懐いているから大丈夫なんだぜえ」
と言いながら窓を全開にして逃がす。
などなどの学習しないパターンで逃し続けました。
最初は泣きました。
泣きながら絵を描いて張り紙を作って、近所の電柱に貼りました。
でも、2回、3回、4回
と鳥たちが逃げてしまうと、だんだん悲しみよりも呆れてきました。
父のことを「トリニガシ」と呼び、
トリニガシの天才だから諦めようということにしました。
トリニガシの血を受け継いでいますが、
チューピィは逃がさないよ。
実家じゃないから大丈夫。たぶん。
ご
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